虚人譚

虚人がヒロインピンチやその他のことについて記しておく場所。

雑記

「摂理」としてのヒロピン、「奇跡」としてのヒロピン

 キリスト教思想の中に、「摂理」と「奇跡」という考え方があります。キリスト教では、この世界をつくったのは神様です。この世界にあるありとあらゆるものには、神様の意志が働いています。

 とはいえ、世界をつくった神様は、世界を運営していくにあたって、いちいち世界のそれぞれのモノに対して命令をすることはありません。もし神様がいちいち命令を下していたとすれば、私たち人間が行っているあらゆる事柄は、主観的には自分自身の意志で行っているように見えても、実は神様に操られていた、ということになります。この考えによれば、人間に自由意志は無いことになります。教会の思想がいまだ体系化してはいなかった古代には、このような考え方をする神父もいたようです。

 しかし、神様が世界のあらゆる事柄に対して、たとえば一つの原子の動きに対してまでも、微細に命令し続けている、という考え方を現代のキリスト教会はとっていません。神様は世界をつくり、世界の根本的な運用の法則(たとえば物理法則や生命の法則)を定めはしましたが、それ以外は基本的に世界に干渉しようとしません(ちょうど会社の社長が、方針を決めた後は社員の行動にいちいち命令をしないのと同じですね)。この考え方を採用することによって、アウグスティヌスという神父は人間に自由意志があるということを証明しようとしました。

 ところが、神様は基本的に世界に干渉しないといっても、何か思うところがあれば、その原則をやぶって干渉することがあります。これが「奇跡」です。「奇跡」はしばしば唐突におこり、その意図は人間には理解できないことも多々あります。そもそも神の意図は人間には理解できないからです。一方、神様が世界を放置しているときに世界に働いている神様がつくった法則のことを「摂理」と呼びます。私は、ヒロピンについても「摂理」としてのヒロピンと「奇跡」としてのヒロピンがあると思うのです。

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ドイツ語版キューティーハニーの歌詞

ドイツ語圏に輸出されたキューティーハニーFは、OP曲もドイツ語に翻訳されて歌われています。
たいていこうしたファンカバー曲は、原曲の歌詞を生かして翻訳されるのですが、この曲は例外的に、日本語の歌詞をまったく無視して、正義のヒロインであるキューティーハニーを称える歌になっています。個人的には日本語版よりもドイツ語版のほうが変身ヒロインアニメのOPにふさわしいと思うので、翻訳してみました。

Süß wie wilder Honig und beherzt ist die Heldin 
Gertenschlank, bezaubernd und schön sieht sie aus 
Sie hat die Kraft der Liebe
Wenn sie es nur will, wächst sie über sich hinaus 
Cutey Honey... Cutey Honey 
Sie verändert unsere Welt 
Sie verwandelt sich und handelt 
Wie vom Blitz wird dann die Erde erhellt 
So kämpft sie 
So siegt sie 
Nie unterliegt sie 
Und dann ruft sie 
Honey Flash!

Sie ist ehrlich unentbehrlich... 

Cutey Honey... Cutey Honey 
Cutey Honey verliert nie 
Sie ist ehrlich, einfach unentbehrlich 
Zauberhaft und voller Magie 
So kämpft sie 
So siegt sie 
Nie unterliegt sie 
Und dann ruft sie 
Honey Flash!!

野生のハチミツのように甘く、勇敢なヒロイン
ほっそりとしなやかで、魅惑的で美しい姿
愛の力を持ち
ただ望むだけで自らを超覚醒させる
キューティーハニー…キューティーハニー
私たちの世界を変える
彼女は変身し、稲妻のように動いて、世界を照らす
かくも彼女は戦い、かくも彼女は勝利する
けして屈しない
そして彼女は叫ぶのだ
「ハニーフラッシュ!」と

彼女は純潔で、どうしても必要だ……

キューティーハニー…キューティーハニー
キューティーハニーは負けない
彼女は純潔で、とにかくどうしても必要な
魔法を操る完全な魔術師
かくも彼女は戦い、かくも彼女は勝利する
けして屈しない
そして彼女は叫ぶのだ
「ハニーフラッシュ!」と

 このぐらいヒロインの凛々しさと強さを歌い上げてくれると、ヒロピン妄想もはかどるというものです。

「ガジェットリョナ」について

放置していてもアレなので、昔某所で書いた文章を加筆修正したうえで転載。

「ガジェットリョナ」とは何か?今回はその説明をしたいと思います。

 私はいわゆるリョナ(猟奇オナニー)属性の持ち主で、特に変身ヒロインなど、主に戦う正義のヒロインがやられちゃうのが好みです。
 もちろん、直接的に身体を痛めつけるのも良いのですが、私がそれよりももっと興奮するのが、ヒロインの武器やアイテム、あるいはヒロインの乗っている車やロボットが、無惨にもリョナられ(破壊され)てしまうこと!
 しかし、そうした属性を一言で説明する言葉がいまだに存在しないということで、私は「ガジェットリョナ」という造語を発明してみました。
 
 …ハイ、特殊な趣味だということはわかってます。でも、考えてみてください。痛めつけられた正義のヒロインのカタルシスはどこにあるか?彼女自身の肉体をよりも、彼女自身の正義を、美しく純粋なその正義の象徴がメッタメタに痛めつけられたことに対するカタルシスではないでしょうか?

 ガジェットリョナは、その対象によっていくつかに分類されると思います(というか言葉を発明したのは私なので自分の匙加減でどうにでもできるわけですが)。今回は、その分類をいくつか紹介したいと思います。
 
①ロボットリョナ
 これはまだリョナ属性の中でも人がいるほうかな…?と思います。ヴァルシオーネや永井豪系のロボットなどがやられ・破壊されているところに興奮する。フォルムは女性型であるほうが望ましいが、人間が巨大化したようなのは逆に萎え。
 
②ヴィークルリョナ(大)
 ヴィークル(乗り物)の中でも、特に大きめなものへのリョナに興奮すること。たとえば戦艦や宇宙船など。たとえばマップスのリプミラ号。純粋な宇宙船型でもよし。マザーバンガードやエンジェルリンクス号やソルビアンカetc。
 
③ヴィークルリョナ(小)
ヴィークル(乗り物)の中でも、小さめなものへのリョナに興奮すること。車やバイク他、個人用の乗り物。既製品そのままよりは、正義のヒロイン用にデザインがカスタマイズされているものがよい。

④アイテムリョナ
ヒロインの持つ武器やアイテムをリョナる。魔法少女の持つ華麗なステッキをへし折ったり、ブローチの宝石を破壊したり、など。あるいは陵辱する場合、その武器を活用する。バトンをヒロインのアソコにつっこむ、など。
 
⑤シンボルリョナ
これは①~④とも重複するのですが、正義のヒロインのシンボルマークなど、特にヒロインの正義・華麗さ・気高さなどを象徴するものを破壊・陵辱する。有名どころで言えば、スーパーガールの胸のSマークに白濁液をぶっかける・Sマークのついたマントをビリビリに引き裂く、とか。ロボットにせよ、ヴィークルにせよ、コスチュームにせよ、何かそういったシンボルマークのようなものが描かれたデザインが私は好きです。ちょっとダサめになるのでみんな避ける部分かもしれないけれど、私は戦う正義のヒロインや変身ヒロインはちょっとダサいくらいが一番いいと思ってます。ダサかっこいいならぬ、ダサ気高いとかダサ可愛いとかもありうるはず。 

他にもあるはずですが、とりあえずこのくらいで。 

フォージアン元ネタ紹介

 『特警機甲フォージアン』第一話の製作が終了しました。如何だったでしょうか。1~4までまとめて、少し修正を加えたものをpixivに掲載しています。
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6488867
こちらもよろしければどうぞ。
 
 さて、『フォージアン』はお気づきの通り東映メタルヒーロー系を参照しています。いい機会なので、この作品・世界観・キャラクターを製作するにあたって影響を受けている作品を、さしあたって3つご紹介しておきます。  続きを読む
ギャラリー
  • フォージアンのリョナ絵
  • ドイツ語版キューティーハニーの歌詞
  • 特警機甲フォージアンについて